ガリア(Gaul)あるいはガネスの国王で、ベデグレインにおける反乱軍との戦闘でアーサー側につく。エヴェインと結婚し、ふたりの間には息子のボールスが生まれた。
「円卓の騎士」にしてボールス王の息子。後、父のあとをうけてガネス王となる。貞潔な王であったが、ブランデゴリス王の娘がボールスに想いをかけるようになった。娘の乳母は魔法の指輪の力をかりて、ボールスに娘を愛させる。その結果ボールスは「白皙のエリアン(ヘイレン)」の父親となるが、この人は後にコンスタンティノープル皇帝となる。ボールスは「聖杯の探求」に成功する3人の騎士のひとりであるが、ガラハッドやパーシヴァルとは異なり、アーサーの宮廷に戻ることができ、十字軍に加わって最期をとげた。
ボールスはもともと、ウェールズの伝説に出てくるグウリという人物だったのではないかという説もある。