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アーサー王大百科

マビノギオン

概要

「パ・ギル」という詩と、ウェールズの散文によるアーサー王物語の最大傑作「キルフウフとオルウェン」のあいだには、多くの類似点がある。「キルフウフ」は『リゼルフの白い本』と『ヘルゲストの赤い本』のいずれにも残っていたが、19世紀の前半に、レディ・シャーロット・ゲストによって、関連する10の散文物語とともに翻訳された。ゲストはこの物語集を『マビノギオン』(Mabinogion)と呼び、とりあげたすべての物語は青春というテーマによって関連づけられている(mabは少年、息子を意味する)のだと考えた。

しかしながら、"マビノギオン"はじつは"マビノギ"(Mabinogi)の転写ミスで、今日ではほとんどの学者はこの本来の"マビノギ"という語を用いている。

図説アーサー王百科

索引

協力

  • 原書房
  • 東京大学大学院
    総合文化研究科 教授
    山本史郎