アーサー王伝説のなかにあっては、この国はしばしばその古称である「ガリア」の名で呼ばれる。
アーサー王時代の紀元457年ごろまでには、フランスという現在の国名が由来したフランク族がそこに国を作っていた。
紀元481年ごろまではシルデリク1世が君臨し、その後はクローヴィス1世(おそらくアーサー王物語に登場するクラウダス王のモデル)が跡をついだ。紀元511年以後はクローヴィスの息子たちが王国を分割した。
いくつかのアーサー王ものに登場するフランス国王ファラモンは、もともとはフランク族の伝説中の人物であったのかもしれない。『キルフウフ』にはアーサー王の宮廷につかえるふたりのフランス王、パリスとイオナの名が挙げられている。